追記
この記事は3/30日に公開されたものです。そのため、多少不自然な点があるかと思いますが、ご容赦願います。
はじめに
どうも皆さんこんにちは。初めましての方は初めまして。くーれんです。
世間ではPJCSが発表され、レートのシーズンも終盤となり、ガチ勢たちがマジのガチになり始めていますが、PJCS初参戦の私はなぜかこのタイミングで構築を公開することにしました。(は?)レートはこんな感じ。
公開した理由は、サーナイトと心中する覚悟を決めたからです。サーナイトと同じくらい好きなミロカロスが活躍してくれるこの構築も好きなのですが…。
というわけで、前置きが長くなりましたが、それなりに自信がある構築なので、読んでいっていただけると嬉しいです。あと、youtubeでゆっくり実況もやっているので(引っ越しとかがあって最近更新が滞っていますが…)、そちらも覗いていただけると嬉しいです。
構築と構築経緯の紹介(レンタルコード)
「さいきょうのぽけもん」だと思ったザシアンからスタート。ザシアンに対してガエン後出しや死に出しランドからのダイジェットでわちわちゃしてくる輩が多かったので、勝気、または負けん気に最低1枠割くことが決定。ランドロスは何とかなるが、ガオガエンがどうしようもなかったので、この枠にはガオガエンに最も強く出られる負けん気勝気勢、ミロカロスが収まった。トルネオーガの追い風潮吹きドーン!で崩壊しかねなかったので、追い風を張る、または追い風と同等以上の素早さデバフを仕掛けられるポケモンを追加で採用することを決定。ここで、世間では負けん気ボルトとザシアンを組み合わせた「ボルトザシアン」なる並びが注目されていることを利用し、悪戯ボルトの電磁波、怖い顔でびっくりどっきり素早さ操作をすることに決定。これで3枠埋まった。ザシアンは当然ダイマックスを切れないので、ダイマックスを切って強力なポケモンを模索。この枠にラプラス、セキタンザンなどのダイマ前提ポケモンや、リザードン、フシギバナ、キングドラなどの天候エースを採用するのが流行だったが、このような「特定の条件下でしか戦えないポケモン(フシギバナはやや違うが…)」を採用するということは、「パーティーの唯一の禁伝枠でありメインアタッカーのポケモンがダイマックスを切れない」というザシアン構築が必ず抱える制限に加えて、「ダイマックスエースが活躍できるお膳立てをしなければならない」という制限がさらにのしかかってくるということである。すなわち、立ち回りに柔軟性など求められるはずもなく、「やりたいことを通せたら勝ち!対策されたら負け!」という、世界が無対策の間に勝ちを稼ぐことに重きを置いた構築が出来上がることになる。私はこの手の構築が非常に苦手なので、ダイマックスする状況に大きな制限を受けないダイマックスエースを模索した結果、ランドロスに白羽の矢が立った。持ち物は、ザシアンが苦手とする晴パに強く出られるラムに決定。このままでは、トリルが止まらなかったとき、特にミミッキュでトリルを張って白バドで暴れる構築に勝ち目がないので、白バド絶対〇すポケモンである弱点保険ガオガエンを採用。最後にインチキ出し得ポケモン、悪ウーラオスを採用してみたところ、増加傾向にあった黒バドにめちゃくちゃ強くなったのでこいつも採用。襷が余っていたので適当に襷を持たせて、このような構築となった。
個体紹介
ザシアン
持ち物 朽ちた剣
技構成 巨獣斬 ワイルドボルト 身代わり まもる
調整意図 H-B 陽気エスバの火炎ボール耐え。(もっとB下げても耐えるけど)
H-D 黒バドの珠ダイアース耐え。
A 11n且つ、手だすけ巨獣斬で無振りボルトほぼ1発。
S ビビリ玉が発動した味方ミロカロス抜き=最速ボルト抜き抜き。
みんな大好き最強ポケモンだが、使えば使うほど数値が足りないことに気が付く。エルフバドと対面したとき、環境初期はみんな追い風ダイアースで来たのだが、今はみんな手だすけダイアースで来るので、耐久振りザシアンが増加しているのだろうと思う。実際、ミラーでこちらが先攻することもまれにあった。Aには76しか振っていないが、性格補正をかければ陽気の振り切りと遜色ない火力が出せる。陽気スカーフエースバーンでエレキとザシアンを分からせようとしてくるエースバーンを分からせられるのでお気に入りの調整。聖なる剣を抜いたが、ディアルガやナットレイに困ったことはほとんどない。カミツルギは若干重たくなった。それよりも、ワイボルを採用してなおカイオーガが重い。この点は後述。(トルネオーガは楽勝。)
ミロカロス
持ち物 ビビリ玉
技構成 熱湯 凍える風 手だすけ ドラゴンテール
調整意図 H-B あまりすべて。
S ビビリ玉発動でボルト抜き。
間違いなく本構築のMVP。「強そうなポケモン欲張りセット」でしかないこの構築が機能しているのは間違いなくこいつのおかげ。このミロカロスの強みについては、喰い断氏がこの型のミロカロスを使った動画で語りつくしているので、ぜひ見てほしい。
一応自分でも説明すると、ミロカロスは勝気が発動していないとポリ2以下の火力しか出せない貧弱ポケモンでありながら、水、氷という、優秀な威嚇使いであるガエンランドに圧倒的に強く出られる技範囲を持つことで、やっとこさアンチ威嚇として活躍できている。ということは、ミロカロスの採用意図をアンチ威嚇のみに見出した場合、相手がガエンランドの選出を控えた瞬間に、「技範囲に水を追加して耐性を変えた代わりに、多くの技範囲を失ってトリックルームが打てなくなって火力がちょっと下がって耐久がめちゃくちゃ下がったポリゴン2」という、あまりにもあんまりなポケモンが生まれてしまう。そこで、それなりの耐久から繰り出される凍える風による素早さ操作、手だすけによる味方の火力補佐、耐久振りによる最低限のクッション性能、さらにはドラゴンテールによるトリックルームや積みポケモンの妨害という、痒いところに手が届く性能を付与することで、先ほども言ったとおり「強そうなポケモン欲張りセット」でしかないこの構築を実戦レベルに引き上げてくれた。見た目もキュート、性能も文句なし、まじラブだいちゅきポケモン。
ボルトロス
持ち物 メンタルハーブ
技構成 10万ボルト 電磁波 怖い顔 挑発
調整意図 H-B 陽気鉢巻ウーラの暗黒強打耐え
H-D ドーピングアイテムが使いやすかったから20振ってみた。()
S ミラー意識で余った努力値を振ってみた。()
何が何でもザシアンを先攻させるマン兼、運勝ち製造機。怖い顔と電磁波を両立しているのは、セキタンに打ってザシアンを先攻させるための電磁波と、レジエレキに打つための怖い顔の両方が要るから。また、電磁波と怖い顔を両立することで、追い風とジェットで絶対先制するマンを咎めることもできる。トルネオーガに怖い顔→ワイルドボルトでEZ-WINできるのが楽しかった。悪戯ボルトであることがばれた後、エルフやトルネの挑発で止められるのが厄介だったので、持ち物はメンタルハーブとなっている。エルフにすり替えられたらクソ面倒だが、さすがにチョッキ持ちの可能性が高いボルトロスにすり替えを撃つエルフーンはあまり多くはない(いないわけではないのが衝撃)。ミラー意識で挑発を持っているが、負けん気ボルトしかいないのであまり役に立たない。鉄壁ナットに打って気持ちよくなることもできるが、ナットが出てくるような終盤には、こちらが悪戯ボルトであることがばれているため、挑発前提のムーブをされて不愉快な気持ちになったりもする。怪電波あたりにすると、ディアルガなどにより有利に立ち回れるのかも…?
ガオガエン
持ち物 弱点保険
調整意図 H-B ダイマ時に白バドの+2ダイアース耐え
H-D あまり
A 11n
S 端数の4
大抵の構築ではとりあえず入っているインチキ出し得枠だが、本構築ではVS白バドレックスに特化した、ダイマが視野に入っている型となった。と言っても、普通にやや重めのカミツルギに後投げしたり、とりあえずグラードンやランドロスに仕事ができたり、なんか知らんけど日食ネクロやソルガレオに刺さったりするので、決して白バド相手じゃないと活躍できないわけではない。最低限は黒バドに強いのも高評価。当たり前に強くて特に言うことがない。+2ダイバーンでもH振り白バドが落ちない点には注意。手だすけや晴れを生かして何とかしよう。
ランドロス
持ち物 ラムのみ
技構成 地震 空を飛ぶ 岩雪崩 まもる
調整意図 なし。ASぶっぱ。
こいつも当たり前に強くて言うことがない。コタバナを絶対に許さないという強い意志の下、ラムのみを採用した。一加速でザシアンを抜けるという点も大きいが、素でカイオーガを抜いているという点を最も評価して最速で採用した。
ウーラオス
持ち物 気合の襷
技構成 暗黒強打 インファイト 不意打ち 見切り
調整意図 なし。ASぶっぱ。
またまた当たり前に強くて特に言うことがない。しいて言うならば、ダイマックスポケモン相手に最大のポテンシャルを発揮できるザシアンと、ダイマックスしていないポケモン相手、特に終盤の打ち合いに強い襷ウーラオスは相性がいいと思いましたまる。黒バドに強いのが高評価。
得意な構築と苦手な構築
たかだかその程度の結果で言うなと突っ込まれそうだが、この構築を一言で表すなら「無敵」。どうしても勝てない構築というのは存在しない。しいて言うならきつい…という程度の構築ならいくつかあるので、それだけ紹介したい。それ以外には有利と言っていいはず。
1.弱保(耐久振り)カイオーガ
HBでダイマックスしてくるオーガはやばい(語彙力)。特にピッピやキュワワーと組んでるやつはマジでやばい。ボルトの電磁波とザシアンの身代わりとウーラの襷を盾に死ぬ気でダイマを切らしながら、横のポケモンの動きを制限していくしかない。とはいえ、ボルト式猫だましがダイマックスポケモンを怯ませられること、ウーラオスでそれなりに削れること、遅いオーガなのでランドのダイジェットで大ダメージを見込めることから、やや不利ぐらいには収まっている。
2.イエッサン+黒バド
いわゆるテテフーンと組んだ黒バドはしばきまわせるが、イエッサンと組まれると、この指と手だすけの両方の択があり、さらにボルトの電磁波、怖い顔も入らないのでやばい。ウーラオス+ランドロスで入って、致命傷覚悟でジェット+強打をバドに集中するなどして対策している(ボルトエルフーンから入られて悶絶することもしばしば)。後述するが、基本選出パターンが崩れる稀有な例でもある。
3.鋼禁伝(主にディアルガ)+電気タイプ(ヒトム、ミトム、サンダーなど)
さすがにザシアンがいまいち機能しない。が、全く機能しないわけではないところは流石。正直、適当に身代わりで時間稼いでるだけで強い。ミロを出すかボルトを出すかの選択が大事。上の二つと比べれば比較的イージー寄り。
選出パターン
先発 ザシアン+ボルトorミロ
後発 ガエンorランド+ガエンorランドorウーラ
後発の書き方がややこしくなっているが、要するにランドかガエン、ダイマックスするどちらかは確定で選出して、残りをガエンランドの選ばなかった方、あるいはウーラオスにする、ということである。ミロを出すのは、ボルトランドやトリパ、追い風持ちのいないディアパルのような中速スイッチトリパ、ガチガチのトリパなどが相手の時である。それ以外は基本的にボルトザシアンで入って構わない。
おわりに
世界がラプザシアンやらセキタンザシアンやら天候ザシアンやらを評価している間に、スタンダードパーティーである程度の結果を残せてうれしい。どんな条件でも個々のスペックとそれぞれの補完でごり押し、相手の攻撃を耐えて、高い火力で相手を倒しきるという、非常に私好みな、まさに真向勝負の構築ができたと思う。PJCSでは全く違う構築を使う予定なので、スタンダード構築のザシアンに興味がある方には、ぜひともどんどん使ってほしい。
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